ホーム アニメ・漫画 『トイ・ストーリー4』声優一覧!新キャストの抜擢理由と声優交代の真相

『トイ・ストーリー4』声優一覧!新キャストの抜擢理由と声優交代の真相

榊原 玲奈 榊原 玲奈 • 更新: • 公開: • 読了約 12 分
目次

おもちゃたちの絆と葛藤を描き、全世界に衝撃を与えた映画『トイ・ストーリー4』。シリーズの集大成と称された前作『3』の完璧なエンディングから一転、ウッディが下した決断はファンの間で今なお熱狂的な議論を呼んでいます。2026年に控える最新作『トイ・ストーリー5』の公開を前に、改めてディズニープラスや地上波放送で本作を振り返る視聴者が増えている中、大きな注目を集めているのが日本語吹き替え版のキャスト陣です。

四半世紀以上にわたり主人公たちに命を吹き込んできた唐沢寿明さんや所ジョージさんの続投はもちろん、新キャラクターに抜擢された意外なタレント勢の快演、さらには一部のキャラクターで見られた「声優交代」の真相まで、ピクサーが仕掛けた音響キャスティングの全貌を徹底取材の視点から紐解きます。

まずは本作を彩る主要キャラクターの配役を整理します。実力派俳優から本格声優、人気お笑い芸人まで、極めて多彩な顔ぶれが揃ったトイストーリー4吹き替え声優一覧は以下の通りです。

キャラクター名 日本語吹き替え声優 英語オリジナル版キャスト
ウッディ 唐沢寿明 トム・ハンクス
バズ・ライトイヤー 所ジョージ ティム・アレン
ボー・ピープ 戸田恵子 アニー・ポッツ
フォーキー 竜星涼 トニー・ヘイル
ギャビー・ギャビー 新木優子 クリスティナ・ヘンドリックス
ダッキー 松尾駿(チョコレートプラネット) キーガン=マイケル・キー
バニー 長田庄平(チョコレートプラネット) ジョーダン・ピール
デューク・カブーン 森川智之 キアヌ・リーブス
ギグル・マクディンプルズ 竹内順子 アリー・マキ
ボニー 中村優月 マデリーン・マックグロウ
レックス 三ツ矢雄二 ウォーレス・ショーン
ハム 咲野俊介 ジョン・ラッツェンバーガー
スリンキー・ドッグ 辻親八 ブレイク・クラーク
ミスター・ポテトヘッド 辻萬長 ドン・リックルズ
ミセス・ポテトヘッド 松金よね子 エステル・ハリス
ジェシー 日下由美 ジョーン・キューザック

おなじみの黄金コンビ続投!唐沢寿明・所ジョージと19年ぶり復帰の戸田恵子

トイストーリー4声優

1995年の第1作公開から四半世紀以上、日本のファンにとって「おもちゃたちの魂」そのものとなってきたのが、ウッディ声優 唐沢寿明さんとバズライトイヤー声優 所ジョージさんの黄金コンビです。唐沢さんはリーダーとしての責任感と繊細な哀愁を完璧に表現し、所さんは独特の肩の力が抜けた語り口の中に相棒への絶対的な信頼感をにじませ、物語の背骨を支えています。

さらに本作最大のハイライトとなったのが、第2作以来およそ19年ぶりの本格登場を果たしたボーピープ声優 戸田恵子さんの存在です。かつての可憐なドレス姿から身軽なパンツスタイルへと装いを変え、たくましい自立した女性へと変貌を遂げたボー・ピープ。アンパンマンをはじめ数多くの名キャラクターを演じてきた戸田さんならではの凛とした声質と高い演技力は、激しいアクションシーンとウッディを導く包容力を見事に両立させました。

竜星涼やチョコプラが躍動!新キャラクター抜擢の裏側とオーディション秘話

本作のキャスティングで特筆すべきは、物語を牽引する新キャラクターに起用されたタレント陣の圧倒的なハマり具合です。単なる知名度優先の起用ではなく、米ピクサー本社の厳密な音声審査をクリアした実力派たちが揃いました。

ゴミから生まれた自分を「ゴミ」だと思い込むユニークな手作りおもちゃ、フォーキー声優 竜星涼さんは、ピクサーのオーディションを自らの声のみで勝ち取った逸材です。情緒不安定で落ち着きのないコミカルな台詞回しから、ウッディとの対話を経て「ボニーのおもちゃ」としての自覚を芽生えさせるまでの感情のグラデーション調を、瑞々しく表現して絶賛を浴びました。

また、おもちゃ屋の移動遊園地で射的の景品としてウッディたちと出会う、ふわふわで毒舌なコンビ、ダッキー&バニー チョコレートプラネットの起用は、日本語吹き替えの歴史に残る白眉のキャスティングとなりました。ボケとツッコミが目まぐるしく入れ替わる息の合った掛け合いや、本国版のコメディアンによるアドリブ感を巧みな日本語のリズムに落とし込んだ松尾駿さんと長田庄平さんの演技は、劇場を大きな笑いに包みました。

骨董品店の奥で愛を求め続ける切ないアンタゴニスト、ギャビーギャビー声優 新木優子さんもまた、声のトーンに上品さと底知れぬ狂気、そして深い哀愁を共存させ、キャラクターに立体感を与えています。そして、カナダ出身のスタントマン人形、デュークカブーン声優 森川智之さんは、自信過剰でありながら過去のトラウマに怯えるコミカルな男を熱演。アニメファンから映画ファンまでを唸らせるキャスティングの妙を見せつけました。

一部で波紋を呼んだ「声優交代の真相」ボニーやアンディの声が変わった理由

公開当時、熱心なファンの間で「前作と声が違う」と話題になり、様々な憶測を呼んだのがトイストーリー4声優交代の真相です。特に前作『3』でおもちゃたちを受け継いだ少女、ボニー声優変更の理由には大きな関心が集まりました。

『トイ・ストーリー3』でボニー役を演じたのは当時子役だった人気声優の諸星すみれさんでしたが、本作では中村優月さんにバトンタッチしています。この変更の背景には、不祥事やトラブルといったネガティブな理由は一切なく、「キャラクターの実年齢と声優の実年齢を合わせる」というディズニー/ピクサーの厳格なキャスティングポリシーが存在します。

前作から作中の時間はわずかしか経過していませんが、現実の時間軸では約9年が経過しており、当時子役だったキャストは声変わりを含めて成長しています。ピクサー作品では幼少期のキャラクターに対し、あえてプロの大人の女性声優ではなく、その年齢特有の無邪気さや舌足らずな息遣いを表現できる「等身大の子役」をオーディションで選出することが鉄則です。アンディの幼少期シーンの声優変更も含め、すべてはリアリティの追求から生まれた決断でした。

また、ミスター・ポテトヘッド役は長年務めた大塚周夫さんの逝去に伴い辻萬長さんが引き継ぎ、ハム役も大滝秀治さんの後任として咲野俊介さんが定着するなど、ベテラン陣の世代交代も確実に作品へ刻み込まれています。

吹き替え版の評判とネットの反応|「チョコプラ最高」「結末への賛否」を検証

公開後のトイストーリー4吹き替え評判とネットの反応を検証すると、キャスティングに対する事前の不安を大きく覆す高評価が目立ちました。

近年の大作アニメではタレントの吹き替え起用に対して厳しい目が向けられがちですが、本作においては「竜星涼のフォーキーが純粋でハマりすぎている」「チョコプラの掛け合いが原作を超えて面白い」といった賞賛がSNS上を席巻。本職声優ファンからも高い評価を獲得し、キャスティングチームの審美眼が証明された形となりました。

一方で、映画全体の評価としては「ウッディがアンディや仲間たちと別れて野良のおもちゃになる道を選んだ」というラストシーンに対し、現在に至るまでファンの間で激しい賛否両論が続いています。しかし、そうしたストーリーへの議論があるからこそ、唐沢寿明さんの絞り出すような別れの台詞や、所ジョージさん演じるバズの「無限の彼方へ、さあ行くぞ」という見送りの言葉が、より一層ファンの胸に深く刻まれることになりました。

英語版キャストとの対比|キアヌ・リーブスが生んだデューク・カブーンの魅力

吹き替え版の完成度の高さを語る上で外せないのが、豪華絢爛な原語版キャストとの対比です。特にトイストーリー4英語版キャスト キアヌリーブスさんの怪演は、世界的な社会現象となりました。

キアヌ・リーブスさんはデューク・カブーンの役作りのため、ピクサーのアニメーター陣の前でテーブルの上に飛び乗り、派手なポージングを繰り返しながらアイデアを出したという有名なエピソードがあります。このキアヌさんの演技に対し、日本語版で吹き替えを担当したのが、長年キアヌの公認フィックス声優として知られる森川智之さんです。

本国版の「キアヌが演じるからこそ生まれる独特のおかしみ」を、日本版では「キアヌの声でおなじみの森川氏が演じる」という重層的な構造で見事に再現。原語版へのリスペクトを保ちながら、吹き替えならではの面白さを何倍にも増幅させた見事な采配でした。

【トイ・ストーリー4 声優】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:フォーキーを演じた竜星涼さんは、声優の経験があったのですか?
A1:竜星涼さんは実力派俳優として活躍していましたが、アニメーション映画の吹き替えは本作が初挑戦でした。ピクサーによる厳格な声のブラインドオーディションを実力で突破し、情緒豊かで憎めないキャラクター性を完璧に創り上げました。

Q2:ミスター・ポテトヘッドの声が前作までと違って聞こえるのはなぜですか?
A2:第1作から第3作まで日本語吹き替えを担当していた名優・大塚周夫さんが2015年に逝去されたためです。本作では俳優の辻萬長さんが役を引き継ぎ、オリジナルへの敬意を込めた渋みのある演技を披露しています。

Q3:ダッキー&バニーの劇中歌やアドリブは、チョコプラの持ちネタですか?
A3:原語版(ジョーダン・ピールら)の台本に沿いつつも、チョコレートプラネットのお二人が持つコンビネーションと間合いが最大限に活かされています。ピクサー側からの信頼を得て、日本語の響きとして最も面白くなるよう調整された名演です。

『トイ・ストーリー4』は、唐沢寿明さんや所ジョージさんといったレジェンド声優の安定した土台の上に、竜星涼さんや新木優子さん、チョコレートプラネットといった新時代の表現者たちが見事に融合した傑作吹き替え作品です。声優交代の裏側にも、作品の世界観とリアリティを第一に考えるピクサーの揺るぎない制作哲学が息づいていました。

2026年夏に全米公開が予定されている最新作『トイ・ストーリー5』では、デジタルデバイスの台頭とおもちゃたちの新たな危機が描かれると報じられています。道を分かつ決断をしたウッディとバズがどのように再会し、日本語吹き替え陣が再びどのような感動を届けてくれるのか。シリーズが歩んできた声の歴史を振り返りながら、次なる物語の幕開けを期待して待ちましょう。

同じカテゴリの記事

榊原 玲奈

全記事の事実確認を担当。一次情報・公式発表・公開資料の三点を確認できない場合は公開を見送る判断をします。

おすすめの関連記事